～膀胱に優しいレシピ～
「食べられないもの」から「食べられる食事」へのご提案

今回、初めての試みで、このような会を開催させていただきました。

間質性膀胱炎の食事は、どの文献を見ても、避けた方がよい食品に関しての記載はあるものの、食べられるものを美味しく食べるレシピが、ほとんどない状態です。

そこで制限は考慮しながら、それでも何とか目先を変え、美味しく食べられるものが提供できないかと、手探りでの開催となりました。

この疾患の食事は非常に個人差があるため、参加される皆さんが主人公であり、先生でもあるのです。その意味でも、今回ご参加いただいた6名の方々から、活発なご意見がいただけたこと、悩んでいることなどを積極的にお話しいただけたことで、有意義な時間となりました。

まだまだ始まったばかりで、皆さんと一緒に作り上げていけたらと今後の目標もできました。

本日は、手作りバジルソース、手作りハム、揚げ茄子、少し変わったポテトフライでハーブを使ったローズマリーポテトをご試食いただきました。

今後も皆さんのご希望をお聞きしながら、継続していければと考えております。

本日ご参加いただきました皆さま、ありがとうございました。
そして今回ご参加されなかった皆さま、気軽に参加できる会なので、次回は是非お立ち寄りいただければと思います。

暑さはこれからが本番です。水分補給をしっかりしながら、どうぞお身体ご自愛なさってください。

管理栄養士　猪狩 玲子

＜バジルソース＞

レシピのポイント：バジルは数枚でも香りが出るので、大葉やパセリを混ぜても美味しく出来上がります。松の実で作るレシピがほとんどですが、入手しやすいアーモンドでも同じように作れます。

チーズはほとんどの方が問題なく召し上がれるモッツァレラチーズを使用しました。
味付けは塩だけなので、刺激物は入っていません。簡単に作れるのでお試し下さい。

〜材料〜

• バジル：50g
  （バジルは４～５枚でも、大葉、パセリを混ぜて50gにしても作れます）
• アーモンド：10ｇ
  （入手しやすいアーモンドで十分です）
• にんにく：1かけ
• モッツァレラチーズ：30ｇ
• 塩：小さじ1/2
• オリーブオイル：100ml

 

～作り方～

1. フードプロセッサーにアーモンドとオリーブオイルを入れ攪拌する
2. アーモンドが砕けたら、残りの材料を入れ、ペースト状になるまでさらに攪拌する
3. 容器に移して、使い切らない分は冷蔵庫で保存する

＊魚料理や肉料理にかけでも美味しくいただけます
＊茹でたパスタを絡めると、ジェノベーゼパスタになります