9月25日開催ご報告
2023/10/09
東洋医学の視点では、秋は肺に注目しケアする季節とされています。『秋の養生講座』と題し、呼吸器系、咳、イガイガ喉の改善を目指し、自分でできるお灸教室を開催いたしました。
まず中国最古の医学書「黄帝内経」の要点を紹介。現代にも通じる秋の養生のポイントを解説しました。また、東洋医学では心身のバランスの乱れた状態を「未病」とし、病気になる手前のその未病段階でのケアを重視しています。未病の原因、対処法をお伝えしました。
さて、いよいよ実際にお灸をすえるのは、「肺」に効果のある「肺経」という体表のラインです。そのライン上にツボがあり、各々自分にお灸をすえてみました。局所に近いツボは効果が大きく期待できます(雲門:鎖骨の下)。意外にも手先にいいツボもあります(魚際:手の平)。皆様少しドキドキしながら、色々なツボにお灸しました。味噌やしょうがを練り込んだお灸もお試しいただき、香りも楽しんでいただけました。
残暑に負けないよう、レモングラスやオリーブ葉のブレンドされた麦茶を飲みながら、参加者皆さんで楽しい時間となりました。
鍼灸師、あん摩マッサージ指圧師 古屋文香