2023年5月27日、
『梅雨！低気圧！湿邪がやってくる・・・！「梅雨期の養生講座」』と題し、お灸教室を開催いたしました。今回の講座では、頭痛や肌の不調、関節痛など様々な症状が現れる「低気圧不調」、「気象病」等にお困りの方を対象に、スライスした生姜ともぐさを使う「隔物灸」　を行いました。

まずは中国古典「黄帝内経」や養生訓を参考に、予防や季節に合った健康法を紹介し、東洋医学の考え方にアプローチしました。高温多湿、梅雨期の要は「湿」解消！「体の中の水の循環」がポイント！となり、いよいよ参加者皆様で隔物灸を体験。

ヨガマット上に仰向けになり、スライスした生姜を腹部のツボ、その名も「水分」、膀胱に力を持つ「中極」、胃や冷えに効く「中脘」、肘にある消化器系といえばのツボ「曲池」、手首内側「内関」に置き効果を狙いました。もぐさをたっぷり使い、香りもよく、生姜成分を経皮的に吸収することもできました。
講座は、体の余分な水分の除湿効果の高い豆類のお茶（あずき茶）を飲みながら楽しく、リラックスした時間となりました。講座後のアンケートとして、「身体が軽くなった気がしました」とのコメントがあり、効果を実感していただけたようでよかったです。
お灸やツボにご興味のある方、お灸は熱そうでこわいなと思っている方、大丈夫です！ご参加お待ちしております。
鍼灸師、あん摩マッサージ指圧師　　古屋文香