梅毒の患者さんが増えています
2022/06/14
性病のひとつである、梅毒の感染者数が、年々増加しています。最近の傾向は、男性にくらべて女性は、20−34歳の感染者数が女性患者さん全体の60%以上と、若い年齢の感染者数が多いことです。
2010年以降、年々増加し、2018年にいったん減少するかと思われましたが、その後、2019年以降再び増加傾向が続いています。
梅毒の特徴は、一度感染して治癒した後も、免疫が続くわけではないため、再感染する病気であること、症状が多彩で、長く続かないこと、症状が消えたからといって、治っているわけではないため、治療をしないと、病気が進行していくことです。
梅毒の診断は、症状がない方でも、血液検査で抗体値を測定して行うことができます。梅毒と診断されたら、ペニシリン系の注射、内服薬で治療します。